Vol.1~歯ブラシ選びのコツ
歯ブラシの大きさ
口や歯の大きさによって歯ブラシの最適な大きさは異なります。もし自分に合っていない歯ブラシを使用すると、せっかく磨いても磨き残しができ、プラーク(歯垢=細菌のかたまり)を落とすことができず、虫歯だけでなく歯周病の原因にもなってしまいます。
磨き残しを避けるため、ヘッド(毛の生えている部分)は小さめの歯ブラシがオススメです。歯磨きは自宅でできる唯一の歯周病予防なので、正しい歯ブラシ選びはとても大切です。
歯ブラシの硬さ
よく磨けるような気がして、つい「硬め」を選んでいませんか?磨いた実感が得られるからと、硬い歯ブラシでゴシゴシと磨く人がいますが、実はこの磨き方は歯ぐきを痛める原因となってしまいます。そして、歯ぐきが弱っている状態で、硬い歯ブラシで強く磨くと歯茎を傷つけて歯肉炎になってしまいます。
また、硬めの歯ブラシでは、歯の隙間に毛先が入りにくいため、磨いているにも関わらず、磨き残しができ、虫歯や歯周病になることも多いのです。私たち歯科医がおすすめするのは、「やわらかめ」か「普通」です。これでしたら、どんな方でも、適切な強さで歯磨きをすることができますね。
どのくらいで交換したらいいの?
歯ブラシは1ヶ月に1度交換するのが理想です。少なくとも、歯ブラシの背から見て、毛が横に広がっているのが見えるような状態になったらすぐに交換した方がいいですね。交換時期については、電動歯ブラシでも同様です。