Vol.3~歯間ブラシの虫歯予防効果
歯ブラシだけではダメ!?
実は、歯ブラシだけでは歯と歯の間を十分に磨くことができません。歯間ブラシは、海外では当たり前に使わているのですが、日本で利用している人は20%未満です。
歯と歯の間は、汚れがたまりやすい場所でありながら歯ブラシだけではみがき残ししやすく、歯ブラシだけではプラーク(歯垢)の約61%しか落とせませんが、歯間ブラシも使うことで約85%のプラークを落とすことができます。プラークは虫歯や歯周病、口臭の原因になります。ぜひ歯間ブラシを使ってプラークを落としましょう。
歯間ブラシとデンタルフロス、どっちがいいの?
歯間ブラシもデンタルフロスもどちらも歯の間をキレイにすることができます。デンタルフロスは透明な細い糸なので、歯間の隙間が狭い場所や歯と歯が接している狭い場所でもキレイにすることができます。歯間が狭い方は、デンタルフロスを、歯のすき間が広がっている方は歯間ブラシを選択しましょう。デンタルフロスは指に巻き付けて使うため、少しコツがいりますが、すぐに慣れると思います。
歯間ブラシはどのサイズがイイの?
歯間の汚れをキレイにするため、歯間ブラシのサイズは、適切なものを選びましょう。小さすぎると磨き残しが発生し、大きすぎると歯茎などを傷めてしまいます。
歯科ブラシは歯のすき間に真っすぐ挿入し、ゆっくりと動かし、歯肉を傷つけないように最初は必ず鏡で確認しながら挿入しましょう。
慣れてきたら、歯面や歯肉に沿わせて多方向からみがくとより効果的に汚れを落とすことができます。奥歯の歯間部などは、ブラシ先端を曲げて、まっすぐに入りやすいよう工夫しても良いかもしれません。